金澤翔子さんという書道家がいます。
純粋に人々を喜ばせたいという思いだけに書いた書字は人々に感動を与えます。
そんな金澤翔子さんが5月5日の『情熱大陸(TBS系)』放送に出演されます。
金澤翔子さんの書道の経歴を振りかえる中で、書道を通じて人々を感動させてきた理由が見えてくる気がします。
今回は書道家金澤翔子さんの経歴を作品と共に振り返りながら調べまとめてみました。
金澤翔子(書道家)のプロフィール
View this post on Instagram
名前:金澤 翔子(かなざわ しょうこ)
生年月日:1985年6月12日(34歳)
出身:東京都目黒区
職業:書道家
金澤翔子さんは幼い頃敗血症にかかり、後にダウン症と診断されます。
ダウン症とは…
遺伝子レベルの染色体の病気です。ダウン症候群と言われています。
ダウン症候群とは、よく「ダウン症」と呼ばれる染色体の病気です。
ヒトの正常の体細胞(デイプロイド)では、22対の常染色体と1対の性染色体があり、合わせて計46本の染色体を持っています。しかし、ダウン症では21番の染色体が通常2本のところが3本になっているトリソミー示し(標準型ダウン症)それにより各種症状が認められるようになります。
ダウン症では、筋肉の緊張低下・特徴的顔貌・成長障害などが見られ、全体的にゆっくり発達します。心疾患などを伴うことも多いのですが、最近では医療や療育、教育も進んでおり、多くのお子さんが学校生活や社会生活を送っています。
現在日本でのダウン症患者数は約8万人、推定平均寿命は60歳前後と考えられています。また、ダウン症の発症率は約700人に1人と推測されます。出展:medical note
そんなダウン症として診断された金澤翔子さんはどうして書道家に道を進むことになったのでしょうか?
金澤翔子(書道家)の経歴
View this post on Instagram
金澤翔子さんが書道にはいったきっかけは、書道がずばり自分の世界に没頭できるから…。
金澤翔子さんのお母さんは書道家 金澤 泰子さんです。
View this post on Instagram
写真右がお母さん。金澤泰子さんです。
とってもやさしそうなお顔ですよね。
金澤翔子さんを愛情いっぱい育て上げていることが想像できます。
そんな母親のもとで書道を五歳から学び始めた金澤翔子さん。
その後まもなく書道の世界で見事に大輪を咲かせていきます。
1995年、10歳の時に全日本学生書道連盟展に「花」を初出品した後、
1999年、14歳の時に日本学生書道文化連盟展に「龍」を出品し銀賞を受賞をし、その後も作品を出し続け、賞を受賞します。
2001年、16歳の時には「舎利札」を出品し、学生書道としては最高位である金賞を受賞します。
2002年、17歳の時には、日本学生書道文化連盟展に「觀」を出品し金賞を受賞します。
2004年、19歳の時には書家としての号「小蘭」を取得します。
2005年、20歳の時、最初の個展である「翔子 書の世界」を銀座書廊で主催するに至ります。
2006年10月、建長寺に「慈悲」を奉納します。
2009年11月、建仁寺に「風神雷神」を奉納します。
金澤翔子さんの作品。
「風神雷神」の屏風書。
ダウン症のハンデを持った彼女の作品ですね。
凄い! pic.twitter.com/7Bb6wHkg— ヤマト (@JAPAN_BOY) February 5, 2012
この作品が建仁寺蔵の国宝「風神雷神図」の隣に展示されることにより大きな反響を呼びます。
2012年、NHK大河ドラマである平清盛の題字を担当しました。これはとても話題になりましたよね。
チャンネル銀河さんの収録、とっっても楽しかったです!貴重で楽しいお話が盛り盛りでした😆
そして感動したのは金澤翔子さんの題字の本物が見れたこと!!最終回オープニングのカッコ良さといったら✨✨
(ちょっと映りこんでしまっててスミマセン💦)#銀河盛#平清盛 pic.twitter.com/Taa4UFoSjY— しまだ えり (@hamaeri0515) January 21, 2017
ここまで振り返るだけでもすばらしいですよね。
ダウン症の方は芸術的才能に長けている方が多いという話も聞いたことがあります。
自分の思ったままの世界をそのまま表現できる芸術の世界はまさに才能を活かせる場なのかもしれません。
でも金澤翔子さんは、どうもそれだけではなく彼女の人柄によるものも影響し、人々を感動させるのかもしれません。
金澤翔子の作品と込められた思い
初めての大字に挑んだ19歳の翔子。 鋭いまなざしに、「あー、この娘には才能がある」と感じた一瞬。 pic.twitter.com/PR29QzzACF
— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) June 20, 2018
金澤翔子さんの母、金澤泰子さんは、娘がダウン症があると知りつつも、障害のない子と同じように育てるようようとし、最初は習い事も一時は考えたようです。
しかし…金澤翔子さん自身が人と競争がするのが好きでないことに気づきます。
かけっこなども他の子を負かすと可哀想だからと速く走ろうとしなかったそうです。
とてもやさしいのですね。
人が負けること、つらい思いをするのが幼いころから耐えられなかったようです。
そのことがきっかけで自分の世界に入ることのできる書道の世界に入ることになったのですが…。
やがてその書道の世界で人に感動を与えることとなります。
金澤翔子さんの字には何か人を感動させる、動かす力があります。
本人は単に喜んでもらおうと必死に書く書字に魂が込められていたのです。
#悲しみは力に #熊本地震 #祈り #共に生きる #金澤翔子 #書 pic.twitter.com/9fyshjfINX
— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) April 22, 2016
「忘れない、東北」#金澤翔子 #共に生きる #忘れない #東北 #311 pic.twitter.com/Q8rcfJHUlr
— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) March 11, 2016
とてもやるせない事件が起きてしまいました。
皆さまのことをお祈りいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
公式サイトhttps://t.co/2vpg1b5VaW
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー#金澤翔子 #涙 pic.twitter.com/VACYswwwUe— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) July 26, 2016
地震や台風や大好きな方の逝去・・・悲しい事が続いて、翔子の心の中には雨が降ってるそうです。 pic.twitter.com/ZHCw3xIDHw
— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) September 19, 2018
北海道の地が早く静まりますように・・・ pic.twitter.com/8yDlslBSoa
— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) September 6, 2018
また、3月11日が巡りきました。被災地で書いた五メートルの「不死鳥」。書き終わった、直後、強風で散り散りになつてしまつたのを裏打ちで蘇った「不死鳥」です。 pic.twitter.com/h6j4wSkcpw
— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) March 11, 2019
金澤翔子(書道家)情熱大陸に登場!経歴は?作品のまとめ
壇上で「愛」と書き、皆さまにおひろめなのに、翔子はゆるキャラくんに夢中でした。ずーっと涙ぐんで手を繋いでいました。 pic.twitter.com/gMEt7JYUjP
— 金澤翔子 公式ツイッター (@shoko_kanazawa) September 4, 2018
金澤翔子さんが5月5日の『情熱大陸(TBS系)』放送に出演されます。
今回は金澤翔子さんの書道の経歴と作品を振り返りまとめてみました。
人々に感動を与えるその字には金澤翔子さんの心がそのまま宿り、人々を感動させているのかもしれません。
そしてそんな金澤翔子さんの原動力はまさに愛なのかなと感じました。