クリスマス時期になると見たくなる映画と言えば「ホーム・アローン」シリーズではないでしょうか?
ホームアローンシリーズは家族から1人外れて留守番するケビンが泥棒たちを撃退するという話ではあるのですが…。
ここで登場するケビン家族(ケビン/父/母/兄弟)の関わり方に少し興味深いものがあります。
8歳のケビンがなぜ1人留守番をさせられているのでしょうか?
そこにケビン家族のケビンに対する関わり方や父・母・兄弟達との性格も何か関係しているように思います。
そんな視点でホームアローンをみると家族について関わり方についても考えさせられます。
今回はケビン家族(ケビン/父/母/兄弟)の性格や関わり方を調べてみました。
目次
【ホームアローン】ケビン家族の紹介
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ケビン・マカリスター
本作の主人公。マカリスター家五兄弟の末っ子且三男、8歳にして頭脳明晰でトラブルメーカー。
ピーター・マカリスター
ケビンの父親。
ケイト・マカリスター
ケビンの母親。
バズ・マカリスター
マカリスター家の長男でケビンの兄。
ジェフ・マカリスター
マカリスター家の次男。
リニー・マカリスター
マカリスター家の長女。
ミーガン・マカリスター
マカリスター家の次女。
ケビンは1人家で留守番することになった理由は?
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ホームアローンの一番最初の始まりのシーンの紹介です。
そもそも・・なぜ8歳のケビン1人家で留守番になってしまったです。
普通では考えられないことが起こっています。
ケビン家族はクリスマス休暇のフランス旅行前日、伯父一家も加わって大勢の子どもたちが集まったマカリスター家でケビンと年の離れた長男のバズが取っ組み合いの喧嘩をします。
理由は、ケビンが注文したピザを勝手にバズが食べたからです。
「吐いて元に戻してやろうか」と挑発するバズにケビンが掴みかかったその瞬間、その弾みでパスポートを牛乳まみれにしてしまいその場がで大パニックに…。
そもそもの火種を作ったバズではなく、怒って掴みかかったケビンだと、ケビンはその場からさっさと出ていくように全員から突き放されます。
結局『数の暴力』が勝り、母親に連れられて屋根裏部屋に押し込められたケビンは
「家族の顔なんてもう見たくない、消えてしまえばいいのに!」と言い残し屋根裏部屋のベッドにひとり寝転がることになります。
このとき母親はなんのフォローもなく、一家のパーティー会場に戻っていきました。
そして旅行当日、アクシデントで停電して目覚ましが鳴らずまたもや一家は大パニック。慌てて支度して子どもたちも揃ってさあ出発~となるのですが‥‥。
人数をカウントした際にうっかり姉がたまたま紛れていた近所の子どもを頭数に入れてしまったせいで誰もケビンに気付かずケビンを残して家族はパリ行きの飛行機に搭乗してしまうのです。
こうしてケビンは1人家に取り残され、目が覚めると前夜の感情「みんな消えてしまえばいいのに」が現実のものとなってしまいます。
こうして後に現れる泥棒たちと戦うことになるのです。
【ホームアローン】ケビン家族(本人/父/母/兄弟)の性格
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ホームアローンのケビン家族のそれぞれの性格を考察します。
まず主人公のケビン・・・。
兄2人をはじめ家族から常に煙たがられている存在という最初の設定のようでした。
徐々に後でわかるのですが、確かに家族の中では少し特殊というか切れ者です。
でも最初のホームアローンを見ている限りでは、ケビンは悪ガキではも問題児でもなく、ひとりじゃまだ何もできない8歳の普通のこどもです。
ただ8歳にして頭脳明晰な面がどんどん出てくるのです…。
泥棒を退治する為の仕掛けは巧みな心理をついているので8歳の子どもが考え付くにしては天才的な才能です。
仕掛けにちょっと乱暴な面もあるのが、手加減をしらない子どもっていうところでしょうか?
泥棒と戦う中でケビンは成長し、家を守るという行為から責任感も芽生えてきます。
ここでは戦うことになった置き去りにされたという原因はふれません・・・(笑)。
またホームアローン2では空港で置き去りになり、父親のクレジットカードを利用して観光を楽しむ等の豪遊をしてホテルに泊まることにも成功し、ルームサービスの料金967ドル(日本円で10万円以上)使い込みます。
このあたりが普通とは言いましたが、普通の8歳の子どもにはできませんね。
さてケビンの母親ケイトですが。
パリ行きの飛行機内で自分の子どもを忘れてきたことに気が付いた母親は「母親失格だわ・・・」とひどく落ち込みます。
物語の流れでこういったハプニングからケビンが1人家族と離れるという設定になるのかもしれませんが、普通に考えればあり得ない話ですよね。
8歳のまだ何もわからない子どもを物置小屋で1人で寝かすことも少しひどいと考えてしまいます。
しつけを飛び越えてちょっと“いじめ”に近いものをつい感じてしまいます。
あとで落ち込み反省はしながらも、気が付くとついそういったことをしてしうという性格もあるのかもしれません。
父親についても同じです。
親としてはどうかなと思うのですが、ただ父親の場合は、子育ては母親任せであり、あまり母親のやっていることに興味を示していないマイペースな性格のようにも思ってしまいます。
次に長男のバズです。
年の離れたケビンに対して、いつもからかったり意地悪したりしているようです。
今回宿泊先でケビンが置き去りになったことが判明した後も心配する理由がないという事でケビンの事をあしらっていたが、内心は心配していたようですが、泥棒退治のために部屋をめちゃくちゃにされ、ケビンに怒りまくります。
これだけを見ていると性格は意地悪だと思われますが、まだ子どもなのできっとケビンとの関り方が素直ではないのかなと思います。
次男のジェフや長女のリニーについても同様で、長男のバズと同じようにケビンをからかいます。
兄弟同士の協調性はあるのかもしれませんが‥。
次女のミーガンは基本他の兄弟と同様の態度をとりますが、
第1作目では、パリに着いてからはずっとケビンのことを心配していた様子が描かれています。
妹の立場からなんとなくケビンの気持ちもわかる気の優しい性格の面もあるのかなと思いました。
【ホームアローン】ケビン家族(本人/父/母/兄弟)の関わりについて
さてケビン家族を振り返るとケビンが問題児で兄弟には何かとひどい態度をとられ見下されているようなシーンが非常に多いです。
その後、泥棒を退治するケビンの行為に思わず、消えてしまうケビンに対する家族の関わり方を少し見直したいと思います。
ケビンは家族の中で愛されていないのか?
こたえはNOです。
そんな話であれば、この話の内容が変わってきます。
置き去りになったケビンは家族に嫌気が指し「こんな家族なんて要らない」と思ってしまいながらも結局は泥棒から家を守る=家族を守るという行為を貫きます。
そこがこの映画の大事なところなのかなと‥。
母親を振り返ると・・・
置き去りにした母親は自分を責めます。早く戻ろうと本気で考えます。
置き去りなんてありえない行為をしてしまうような性格はこの際置いといても、こうした気持ちを表すところはケビンに対する愛情行為ではないでしょうか?
ホーもアローン2ではニューヨークの街中で人に尋ねながらケビンを探し、ケビンがクリスマスツリーが好きであることを思い出し、ロックフェラーセンターへ連れて行ってもらい再会するシーンもあります。
この辺りも母親はちゃんとケビンのことを愛していることがわかります。
父親を振り返ると・・・
家族の長として冷静に慌てません。きっとケビンを信じているから・・・。
だから…
ホームアローン2ではケビンを信じる以上にわかっているからこそ、クレジットカードをすぐ利用停止手続きを取ります。
だから…
ホームアローン4では一度は離婚するのですが、最後には交際相手よりもケビンを信じました。
兄弟を振り返ると・・・
兄弟について特に長男のバズは、本当はケビンのことが気に入っているのかなという気もします。
馬鹿にしたり見下したりもしていますが、そういったケビンの反応を自分も楽しんでいるのでしょう。
そのあたりは少し歪んでいるのかもしれません。
まだ子どもですから・・・(笑)。
ケビンがいることで自分も安心して家族でいられるように振舞っているようにも思えます。
・・・2人の関係は彼から大人になってからのシーンがあれば、はっきりするのかもしれませんね。
案外仲良く、親を助けるいい兄弟になっているようにも思いたいです。
他の兄弟たちについてもバズと同じです。
【ホームアローン】ケビン家族(本人/父/母/兄弟)の性格や関わりのまとめ
今回映画【ホームアローン】のケビンの家族(ケビン、父親、母親、兄弟)の性格やケビンに対する関わりを調べさせてもらいました。
ホームアローンはクリスマスの名作です。
多くの方が何度もこのクリスマス時期に見たいと思うのは、この時期にふと家族のことを考えたい、ほっとしたいからだと思います。
ホームアローンのケビンは兄弟に見下されクズ呼ばわりされています。
家族の中で1人置き去りにされたりします。
でもそこにある家族愛が実はこの映画のメッセージだと思うのです。
除雪作業をする老人のマーリーとケビンがクリスマス・イブの夜に教会で会話を交わす時にこんなセリフがでます。
「大人でも喧嘩をするし、怖いものもある」当たり前のことを、イブの夜ではっきりと気付かされます。
家族の間でも、時には喧嘩することもある。
その根底にある信じること、愛することがあれば人は大丈夫強くなれる。
ホームアローンは何度もケビンが1人になりますが、最後の最後は家族に包まれます。
家族がいかに大切な存在であるのかを気付かされるそんな映画がホームアロンだと思います。
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